「森野拓也の焼き芋生」回顧及び感想 #焼き芋生
昨日(2017/11/11,sat)、アイドルの「名前」と「要素」で放送主がスピーチ内容を作成のうえ生放送内で読み上げる、「森野拓也の焼き芋生」を開催しました。
要項については前回の記事をご参照ください。
生放送にはトラブルがつきものと申しますが、この度はニコニコ側ではなく当方の… 具体的には、放送時間直前にメインPCが自宅のWi-Fiを掴まなくなってしまい、急遽、サブPCで放送環境を構築し直すというドタバタぶりでした。(今日になって状況は多少改善されたのですが、まだ時々ブツブツします。年代物PCなので無線の経年劣化かもしれません…)
しかも「予約をしていると、枠確保だけではなく自動的に開始されてしまう」というニコ生の仕様を把握していなかったため、冒頭の約30分は無音状態で、実質的には23:00~24:00の1時間放送となります。
お騒がせしてしまい、また、リアルタイムでご来場いただいた方には事情の分からないまま長時間お待たせしてしてしまい、大変、申し訳ありませんでした。
ところで、ここまで書いて、ニコ生を実際に配信した経験のある方は「サブPCで放送環境を構築し直すって、そんな簡単に出来るの?」と思われるかもしれません。
私自身、簡単には出来ないと思いますし、今回のケースでは、所有している放送機材がたまたまトラブル対応に適していた、という状況でした。
ティアック(TASCAM)とドワンゴが共同開発したオーディオインターフェースです。
詳細については、VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki さんが記事内で詳しく紹介されています。https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/523.html
自分は機材には疎いので、ある意味ニコニコ純正品のような物であれば間違いないだろう程度の認識で選んだわけですが、この機材自体はPCのUSB端子に接続し、更に機材のマイク端子にマイクを接続するという設計になっています。
つまり、PCのマイク出力性能に依存せず、基本的にはどのようなPCでも一定の音質で生放送を行うことが出来ます。
自分のサブPCは、そもそもマイク端子自体が無く、この機材が無ければスマホかんたん配信に頼らざるを得なかったので、本当に助かりました。
実物写真です。「niconico」の表記がある点に純正の雰囲気が醸し出されてますね。
サイズもスマホ2台横並び分と非常にコンパクトで、場所を取りません。
実際は、これにUSBケーブルとマイクとイヤホンを繋いで使用する構造です。
=========================================
…前置きというか裏事情の説明が長くなりましたが、ようやく本題です。
プロデューサーとしても放送配信者としても新参者の、しかも前例のまるで無いようなチャレンジ企画でしたが、ありがたくも、3通の投稿をいただきました。
あらためて、投稿順・放送順に紹介と、感想を述べさせていただきます。
と言うのも、もしこれが締切直前の投稿であった場合、間違いなく頭を抱えることになったからです。
放送中に「漠然としたテーマ」というコメントがありましたが、私個人としては漠然としている方がむしろ嬉々として風呂敷を広げるタイプなので、まったく苦にしません。
頭を抱えかねなかった理由は、先日モバマスでリメイクされた「鋼鉄公演」の「理の守護者ノア」が、どうしても頭をよぎってしまうからでした。
それだけ強烈なインパクトがあったからですが、あれはあくまでも公演上の役柄なので、一線を引かなければ… と思いつつ、もし締切直前だったら、そちらの方向性へ安易に傾いてしまいかねなかったと思います。
最も強調したかったのは「高峯のあは人外でも、人間離れした存在でもなく、『人間』そのものである」という点です。
前半の、さよならアンドロメダ解釈パートでは、天国の使者という表現を用いましたが、この曲を高峯のあに当てはめると「人間として」「生きる」ことを望んだ歌である、という読み方をしました。
その上で、デレステのコミュ1で、元の事務所で持て余されている状況を認識しながら自分を一切曲げない姿勢を見せていたのは、一見すると機械的なようで、実は「自分の意思を何より尊重する」という点において、とても「人間らしい」と感じました。
もちろん、適応能力が人間の特性である事実を否定はしませんが、それが行き過ぎて、周りの言うなりで動く状況が続いてしまうと、それは人間よりむしろ命令優先のロボットに近くなってしまうのではないかというのは、スピーチ中にも話した通りです。
これからも、高峯のあは「人間」以外の何物でもないという大前提の上で、彼女の生き様を見ていきたいと思います。
ぶっちゃけ、椿さん、情報量が少なすぎます。もっと言えば、偏ってます。
お前のアンテナが低いんじゃ! と御叱りを受けてしまうかもしれませんが、カードの種類の絶対数が云々というより、お仕事のバリエーションが無難な、似通ったものばかりに見えてしまって、自分が「おっ!?」と目を引くものを見つけることが出来なかったというのが正直なところです。
自分の心が動かなかった内容を使って、聞く人の心を動かす事など到底できない… というわけで、開き直って、一番の武器であると自認している「創作ストーリー」仕立てで全編通すことになりました。
それと、「椿さん=カメラ」のイメージが先行し過ぎて、ある意味「のあ=人外」と同じように、アイドルの個性付けを通り越して、本質に向かうべき視線を遮断する障壁になってしまっているのではないかとも感じました。
その上で、のあスピーチでは「人外要素の否定」から入ったのですが、椿さんに関しては逆に「カメラは彼女の長所を端的に示すアイコン」というアプローチを試みた次第です。
写真を撮ることは、椿さんにとっては趣味を通り越して、特技の域だと思います。(デレステのコミュではかなり謙遜した表現でしたが)
一瞬のシャッターチャンスを逃さないセンスの持ち主という事は、周りが良く見える、洞察力に長けているという事に他なりません。
おとなしく優しいイメージに相反するかもしれませんが、思い切ってリーダーのポジションを任せれば、一皮むけた(というか、隠れていた真価が発揮された)椿さんの姿を見ることが出来るのでは、と期待しています。
スピーチ中にも話しましたが「総監督・江上椿」をぜひ、見てみたいです。
2通だと、企画としては成立こそしても少し寂しいかなという印象は拭えなかったところですが、3通という事で一気にバランスが取れたと思います。ありがとうございました。
とはいえ、締切内であれば全ての投稿を平等に扱うべきと思いつつも、正直なところやはり先発有利というか、後発分は先発に引きずられる部分が発生してしまったのは否めず…
のあスピーチ作成中に何度も聞いた「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS MASTER SEASONS AUTUMN!」収録曲である「空想探査計画」の歌詞に、あまりにも、むつ味あふれる一節があったので、この路線で行こうと腹を決めました。
それともう一つ、これは椿さんスピーチに通じるのですが、全体の構成(曲の解釈からアイドル個人のプレゼンに移る)自体はのあスピーチを踏襲しつつ、対照的な「明るさ」を前面に押し出したスピーチにしよう、と考えながら作りました。
本や映画が好き、物語が好き、というむつみちゃんですが、なぜ好きなのか。
おそらく、本や映画、物語全般が好きなのではなく、悲劇物は好まず、お約束的なハッピーエンド、大団円で終わるストーリーを好むのではないかと思っています。
デレステのコミュ2で、ダンスレッスンに不必要な大荷物を持ち込んでしょんぼりする一幕がありましたが、冒険物のお約束の一つに、予期せぬ危機的状況に直面した際「こんな事もあろうかと!」と、どこに隠し持っていたんだ的なアイテムで切り抜ける要素があります。
また、最初は宝探しを争うライバル、というかむしろ敵同士だった相手と、終盤に訪れる絶体絶命のピンチで共同戦線を張る展開もまた、お約束の一つです。
デレマス全般に関して、アイドルの物語でありつつ、また他のアイマス作品と比較して「優しすぎる世界」「競争原理が足りない世界」という評価を時々されます。
それはあくまでも作り手が表に示さないだけで(総選挙に関してはかなりシビアかつメタに競争原理が働きますが…)当のアイドル達は競争の厳しさを承知しているでしょうし、むつみちゃんも例外では無いでしょう。
それでも敢えて、事あるごとに「冒険」という言葉を用いて、むつみちゃん自身を、そして仲間を鼓舞するという、ファンタジーな甘さを全力で押し通していく「強さ」は、間違いなく魅力として光る要素です。
余談ですが、ちょうどテレビ地上波の同じ時間帯に、冒険映画の名作「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」が放送されており、それについて言及しようと思っていたのですが、冒頭に発生したトラブル対応のドタバタに巻き込まれて頭から飛びました…。
むつみちゃん、持ってます(何を?)
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以上、回顧及び感想となります。
最後に、これも放送中に話したのですが、同じ企画に集まったのも何かの縁ですし、この三人のアイドルを組ませて、面白いことが出来たらと思っています。
もちろん自分一人で出来る事には限りがあるので、放送を視聴された皆様、また、このブロマガをご覧になられた皆様で、そのような試みをしていただけたら、企画主として光栄の極みですので、ぜひ、ご一考いただければ幸いです。
ちなみに私は、スピーチ作成中、この三人でユニットを組んだ「流れ星キセキ」のMVをよく流しておりました。
ご精読、誠にありがとうございました。
要項については前回の記事をご参照ください。
生放送にはトラブルがつきものと申しますが、この度はニコニコ側ではなく当方の… 具体的には、放送時間直前にメインPCが自宅のWi-Fiを掴まなくなってしまい、急遽、サブPCで放送環境を構築し直すというドタバタぶりでした。(今日になって状況は多少改善されたのですが、まだ時々ブツブツします。年代物PCなので無線の経年劣化かもしれません…)
しかも「予約をしていると、枠確保だけではなく自動的に開始されてしまう」というニコ生の仕様を把握していなかったため、冒頭の約30分は無音状態で、実質的には23:00~24:00の1時間放送となります。
お騒がせしてしまい、また、リアルタイムでご来場いただいた方には事情の分からないまま長時間お待たせしてしてしまい、大変、申し訳ありませんでした。
ところで、ここまで書いて、ニコ生を実際に配信した経験のある方は「サブPCで放送環境を構築し直すって、そんな簡単に出来るの?」と思われるかもしれません。
私自身、簡単には出来ないと思いますし、今回のケースでは、所有している放送機材がたまたまトラブル対応に適していた、という状況でした。
ティアック(TASCAM)とドワンゴが共同開発したオーディオインターフェースです。
詳細については、VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki さんが記事内で詳しく紹介されています。https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/523.html
自分は機材には疎いので、ある意味ニコニコ純正品のような物であれば間違いないだろう程度の認識で選んだわけですが、この機材自体はPCのUSB端子に接続し、更に機材のマイク端子にマイクを接続するという設計になっています。
つまり、PCのマイク出力性能に依存せず、基本的にはどのようなPCでも一定の音質で生放送を行うことが出来ます。
自分のサブPCは、そもそもマイク端子自体が無く、この機材が無ければスマホかんたん配信に頼らざるを得なかったので、本当に助かりました。
実物写真です。「niconico」の表記がある点に純正の雰囲気が醸し出されてますね。
サイズもスマホ2台横並び分と非常にコンパクトで、場所を取りません。
実際は、これにUSBケーブルとマイクとイヤホンを繋いで使用する構造です。
=========================================
…前置きというか裏事情の説明が長くなりましたが、ようやく本題です。
プロデューサーとしても放送配信者としても新参者の、しかも前例のまるで無いようなチャレンジ企画でしたが、ありがたくも、3通の投稿をいただきました。
あらためて、投稿順・放送順に紹介と、感想を述べさせていただきます。
【投稿1】
P名 :「ぶー太郎」さん
アイドル名: 高峯のあ
要素 :『さよならアンドロメダ』
と言うのも、もしこれが締切直前の投稿であった場合、間違いなく頭を抱えることになったからです。
放送中に「漠然としたテーマ」というコメントがありましたが、私個人としては漠然としている方がむしろ嬉々として風呂敷を広げるタイプなので、まったく苦にしません。
頭を抱えかねなかった理由は、先日モバマスでリメイクされた「鋼鉄公演」の「理の守護者ノア」が、どうしても頭をよぎってしまうからでした。
それだけ強烈なインパクトがあったからですが、あれはあくまでも公演上の役柄なので、一線を引かなければ… と思いつつ、もし締切直前だったら、そちらの方向性へ安易に傾いてしまいかねなかったと思います。
最も強調したかったのは「高峯のあは人外でも、人間離れした存在でもなく、『人間』そのものである」という点です。
前半の、さよならアンドロメダ解釈パートでは、天国の使者という表現を用いましたが、この曲を高峯のあに当てはめると「人間として」「生きる」ことを望んだ歌である、という読み方をしました。
その上で、デレステのコミュ1で、元の事務所で持て余されている状況を認識しながら自分を一切曲げない姿勢を見せていたのは、一見すると機械的なようで、実は「自分の意思を何より尊重する」という点において、とても「人間らしい」と感じました。
もちろん、適応能力が人間の特性である事実を否定はしませんが、それが行き過ぎて、周りの言うなりで動く状況が続いてしまうと、それは人間よりむしろ命令優先のロボットに近くなってしまうのではないかというのは、スピーチ中にも話した通りです。
これからも、高峯のあは「人間」以外の何物でもないという大前提の上で、彼女の生き様を見ていきたいと思います。
【投稿2】
P名 :「ネルソンP」さん
アイドル名: 江上椿
要素 :『人との繋がりを大切にする所』
ぶっちゃけ、椿さん、情報量が少なすぎます。もっと言えば、偏ってます。
お前のアンテナが低いんじゃ! と御叱りを受けてしまうかもしれませんが、カードの種類の絶対数が云々というより、お仕事のバリエーションが無難な、似通ったものばかりに見えてしまって、自分が「おっ!?」と目を引くものを見つけることが出来なかったというのが正直なところです。
自分の心が動かなかった内容を使って、聞く人の心を動かす事など到底できない… というわけで、開き直って、一番の武器であると自認している「創作ストーリー」仕立てで全編通すことになりました。
それと、「椿さん=カメラ」のイメージが先行し過ぎて、ある意味「のあ=人外」と同じように、アイドルの個性付けを通り越して、本質に向かうべき視線を遮断する障壁になってしまっているのではないかとも感じました。
その上で、のあスピーチでは「人外要素の否定」から入ったのですが、椿さんに関しては逆に「カメラは彼女の長所を端的に示すアイコン」というアプローチを試みた次第です。
写真を撮ることは、椿さんにとっては趣味を通り越して、特技の域だと思います。(デレステのコミュではかなり謙遜した表現でしたが)
一瞬のシャッターチャンスを逃さないセンスの持ち主という事は、周りが良く見える、洞察力に長けているという事に他なりません。
おとなしく優しいイメージに相反するかもしれませんが、思い切ってリーダーのポジションを任せれば、一皮むけた(というか、隠れていた真価が発揮された)椿さんの姿を見ることが出来るのでは、と期待しています。
スピーチ中にも話しましたが「総監督・江上椿」をぜひ、見てみたいです。
【投稿3】
P名 :「細長い箱」さん
アイドル名: 氏家むつみ
要素 :『本や映画が好き』『物語が好き』
2通だと、企画としては成立こそしても少し寂しいかなという印象は拭えなかったところですが、3通という事で一気にバランスが取れたと思います。ありがとうございました。
とはいえ、締切内であれば全ての投稿を平等に扱うべきと思いつつも、正直なところやはり先発有利というか、後発分は先発に引きずられる部分が発生してしまったのは否めず…
のあスピーチ作成中に何度も聞いた「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS MASTER SEASONS AUTUMN!」収録曲である「空想探査計画」の歌詞に、あまりにも、むつ味あふれる一節があったので、この路線で行こうと腹を決めました。
それともう一つ、これは椿さんスピーチに通じるのですが、全体の構成(曲の解釈からアイドル個人のプレゼンに移る)自体はのあスピーチを踏襲しつつ、対照的な「明るさ」を前面に押し出したスピーチにしよう、と考えながら作りました。
本や映画が好き、物語が好き、というむつみちゃんですが、なぜ好きなのか。
おそらく、本や映画、物語全般が好きなのではなく、悲劇物は好まず、お約束的なハッピーエンド、大団円で終わるストーリーを好むのではないかと思っています。
デレステのコミュ2で、ダンスレッスンに不必要な大荷物を持ち込んでしょんぼりする一幕がありましたが、冒険物のお約束の一つに、予期せぬ危機的状況に直面した際「こんな事もあろうかと!」と、どこに隠し持っていたんだ的なアイテムで切り抜ける要素があります。
また、最初は宝探しを争うライバル、というかむしろ敵同士だった相手と、終盤に訪れる絶体絶命のピンチで共同戦線を張る展開もまた、お約束の一つです。
デレマス全般に関して、アイドルの物語でありつつ、また他のアイマス作品と比較して「優しすぎる世界」「競争原理が足りない世界」という評価を時々されます。
それはあくまでも作り手が表に示さないだけで(総選挙に関してはかなりシビアかつメタに競争原理が働きますが…)当のアイドル達は競争の厳しさを承知しているでしょうし、むつみちゃんも例外では無いでしょう。
それでも敢えて、事あるごとに「冒険」という言葉を用いて、むつみちゃん自身を、そして仲間を鼓舞するという、ファンタジーな甘さを全力で押し通していく「強さ」は、間違いなく魅力として光る要素です。
余談ですが、ちょうどテレビ地上波の同じ時間帯に、冒険映画の名作「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」が放送されており、それについて言及しようと思っていたのですが、冒頭に発生したトラブル対応のドタバタに巻き込まれて頭から飛びました…。
むつみちゃん、持ってます(何を?)
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以上、回顧及び感想となります。
最後に、これも放送中に話したのですが、同じ企画に集まったのも何かの縁ですし、この三人のアイドルを組ませて、面白いことが出来たらと思っています。
もちろん自分一人で出来る事には限りがあるので、放送を視聴された皆様、また、このブロマガをご覧になられた皆様で、そのような試みをしていただけたら、企画主として光栄の極みですので、ぜひ、ご一考いただければ幸いです。
ちなみに私は、スピーチ作成中、この三人でユニットを組んだ「流れ星キセキ」のMVをよく流しておりました。
ご精読、誠にありがとうございました。