森羅万丈

はてなダイアリー(~2017)から引っ越し、心機一転リスタートです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

ゴールドシップが達成するのは「偉業」か「異業」か

早いもので、2015年も間もなく終わろうとしています。年末における競馬会の風物詩といえば、有馬記念。 今更指摘するまでもなく「ラストランの名馬」が強いレースです。 オグリキャップしかり、ディープインパクトやオルフェーブルしかり、 最近ではジェンテ…

「悪いインフレ」と「悪いデフレ」はどちらも良くないという話

引き続きの隔月更新ですが、無理やりモチベーションを上げているのではなく 2か月に1回は自然とモチベーションが上がってくれるのは幸いです。 0と比べれば1は無限大なので、完全に折れることの無いようにしたいです。さて、今回も読書感想文ですが、ア…

読売巨人軍黄金時代の到来は道半ば

このところ隔月更新という体たらくですが、 完全放置だけはしないよう、出来る範囲で頑張ります。今回は、野村克也氏の著書『読売巨人軍黄金時代再び』の紹介です。 2013年6月、つまり、直近で日本一になった2012年の翌年なのですが、 決して当時の巨人を褒…

心の拠り所を喪った原辰徳の試練

ペナントレース前半戦の終了時点で、42勝43敗1分、借金1。 交流戦でセ・リーグのチームが総崩れだったこともあり、 首位のDeNAとは0.5ゲーム差ですが、楽観できる状況ではありません。何より、今の巨人には「伸びしろ」が全く感じられません。 若手は伸び悩…

勝負所で巨人を支える「スーパーサブ」の力

4月から部署が変わって何かと慌ただしく、心身の余裕がありませんでしたが、 これから少しずつ更新頻度を戻していきたいと思いますので、よろしくお願いします。さて、5月9日の巨人戦では、0−1の9回に代走で出場した鈴木尚広が 盗塁で得点圏に進出し、…

まだ「大塚家具の乱」は終わらない

今日の日曜日、一週間を総括するテレビ各局のニュース番組は 27日に行われた大塚家具の株主総会の話題一色という様子でした。いわゆるワイドショー的な野次馬根性だけでなく 経営承継の難しさを指摘するなど、局や番組の特徴も出ていて 面白く(と言ったら失…

ダルビッシュ有の「左右の二刀流」という可能性

右肘の内側側副じん帯を部分断裂し、じん帯再建手術、 いわゆる「トミー・ジョン手術」を受けることが決まったダルビッシュ有。 最近では、田中将大のように保存療法を受けるケースも見受けられる中、 主治医のみならず、セカンドオピニオン、更にサードオピ…

なぜ今ファミリーマートとユニーが手を取り合うのか

先週末から今週頭にかけて、国内コンビニ3位のファミリーマートと 同4位のサークルKサンクスを傘下に持つユニーの経営統合が話題となり、 実現すればセブンイレブンに匹敵する規模の、新大型チェーンが誕生します。一方で、ファミリーマートもサークルK…

菅野智之と大竹寛は「故障明け」であるという現実

オープン戦はあくまでも調整期間と言えばそれまでのことですが、 結果のみならず内容も伴わないと、気を揉んでしまうのがファン心理。 中でも特に心配なのが、菅野智之と大竹寛の二人です。菅野は「開幕投手間違い無し」の下馬評ながら 2月28日のヤクルト…

絶好調の中井大介がスタメン起用されない理由

大田泰示の陰に隠れがちですが、高卒7年目の中井大介が非常に元気です。 ドラフト1位の高卒ルーキー・岡本和真とは、重ねた年季が違うとばかりに キャンプ中の実戦では毎試合のように快音を響かせ、アピールに成功。 正三塁手である村田修一の壁さえ、今にも…

堂上剛裕「2月に支配下登録」の深謀遠慮

昨オフに中日を戦力外となった後、巨人と育成契約を結んだ堂上剛裕。 キャンプでは実戦7試合を通して打力を存分にアピールし、 土日のオープン戦を終えた直後の23日、見事に支配下選手登録されました。「育成契約でもオープン戦に出場できるなら、開幕直…

良い物を作っても赤字のシャープがこの先生きのこるには

1月の発表当時、当ブログの記事でも酷評した、ガラホこと「AQUOS K」ですが 今月20日に発売を迎えたところ、価格.comのレビューでは、なんと絶賛の嵐。 レビューしているのが結構な古参ユーザーであることを踏まえると、 いわゆる「ステマ」ではなく、実際に…

大田泰示は今年こそブレイクするのか

早いもので、2月も中旬、春季キャンプも折り返しの時期。 庶民が日々の慌ただしさに追われている間にも、 時間は刻一刻と過ぎていくという現実を思い知ります。それはさておき、紅白戦が始まったタイミングで、大田泰示の評価が急上昇。 宮崎キャンプ最終日…

マクドナルドの復活を阻む高い壁

期限切れ肉使用問題や異物混入問題で激震続きの日本マクドナルドですが、 最近まで指揮を執っていた原田泳幸氏、更には創業者の藤田田氏まで遡って、 日本マクドナルドの成長の陰に隠れていた「失敗の本質」に切り込んだ内容です。同情を排除するという理由…

シャープのガラホ「AQUOS K」に漂う残念な香り

各方面で話題となっている、見た目はガラケー、中身はAndroidスマホの シャープの新製品「AQUOS K」が、au から発売されることになりました。実は、昔、同じシャープの「IS14SH」というスマホを使ったことがあります。 当時も「テンキー搭載でガラケーの使用…

小林誠司は相川亮二から「心身の体力」を学べるか

阿部慎之助の一塁手転向、相川亮二のFA移籍加入と、このオフの間に 巨人の捕手事情は大きく様変わりしましたが、ファンの期待が最も大きいのは プロ2年目のシーズンとなる小林誠司であることに異論の余地は無いでしょう。 そもそも相川に関しては「FAで獲る…

岡本和真の「キャンプ二軍スタート濃厚」について

ようやく一皮剥けつつある大田泰示は、早いもので今年がプロ7年目。 松井秀喜の「背番号55」を継承し、和製大砲として期待され続けながらも 何度も壁に跳ね返され、時にファンからも突き放された日々を思うと、 選手の育成がどれだけ大変なことかを改めて感…

2015年の巨人で「二軍の正二塁手」は誰になるのか

先日の奥村記事には、多くのアクセスをいただきました。(ありがとうございます)記事を書いた際は、正直なところ「奥村はこれから大変だな」と思っていました。 内野の選手層は巨人よりも燕のほうが厚いという認識だったためですが、 思いのほか、燕ファン…

スワローズ入りする奥村展征に贈る言葉

相川亮二選手の人的補償として、19歳の奥村展征選手が選択されました。 日大山形高校出身で、走攻守の三拍子揃った将来有望な内野手として期待されており、 さっそく燕ファンの歓喜と巨人ファンの落胆が、ネット上で交錯しています。今季の二軍成績は、86試…

パナソニックは内外どちらを向いているのか

Yahoo!ニュースで、「パナソニック、国内生産回帰」という見出しで、 海外生産して日本に逆輸入する家電製品を国内生産に切り替える、 という記事が経済欄のトップに載っています(20時00分現在)。 しかし、同じく1月5日付けの記事で、日本経済新聞電子版で…

青学大を飛躍させた「優勝」という成功体験

大会前、青学大が「優勝する」と予想した人はいたかもしれませんが、 あれだけの圧勝劇を見せつけると予想できた人がいたでしょうか。 2位駒大との差は10分50秒、他を寄せ付けないとは、まさにこの事です。 5区の神野が区間新記録で快走し、大差での往…

松本山雅FCの戦術と戦力はJ1でも通用するのか

スポーツナビ+のアクセスランキングで、トップが松本山雅FCの記事。 タイトルに「糞戦術」なんて書いてあるので、どんな過激な内容かと思いきや、 当のブログはもとより、引用元のサッカーコラムでも、そんな記述は無く、 そもそも「松本のパス成功率は低い…

少子化対策を嘆くドワンゴ川上会長に物申す

新会社「KADOKAWA・DWANGO」の会長に就任した川上量生氏。 なんでも生まれたばかりの子供を保育園に預けようとしたものの、 どこも「入園100人待ち」という状況に業を煮やし、本人いわく「公私混同」で ドワンゴ本社内に託児所を作ることを決めたのだそうで…