森羅万丈

はてなダイアリー(~2017)から引っ越し、心機一転リスタートです。

青学大を飛躍させた「優勝」という成功体験

大会前、青学大が「優勝する」と予想した人はいたかもしれませんが、
あれだけの圧勝劇を見せつけると予想できた人がいたでしょうか。
2位駒大との差は10分50秒、他を寄せ付けないとは、まさにこの事です。

5区の神野が区間新記録で快走し、大差での往路優勝をしたこと
復路を走る選手に「自分達もやれる」という自信が芽生えたのは確かでしょう。
ですが、芽吹いたのはこの時でも、種はもっと前から蒔かれていた気がします。

当たり前ですが、箱根で勝つためには、選手が少なくとも10人必要です。
箱根で少しずつ実績を積み重ねることも、もちろん強化の常套手段ですが、
一線級の選手が6人から8人はいるが10人は揃わないというチームは、
まず、出雲や全日本を勝つことに集中するというのも選択肢だと思います。

現状では、箱根のステップレース程度に扱われている出雲と全日本ですが、
前哨戦といえども「勝つ」ことで、選手には自信が生まれると思いますし、
その雰囲気がチーム全体に波及して、7〜10人目の選手が成長することで
箱根で勝負できるだけの戦力が整うという相乗効果も期待できます。

なお、2012年の出雲駅伝で、青学大は優勝しています。
同一年度ではありませんでしたが、この時から「流れ」は始まっていたのかなと、
今にしてみれば思いますし、これが今後のトレンドになるかもしれません。

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箱根駅伝 青山学院大が初の総合優勝
(NHK - 1月3日 15時20分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150103/k10014405441000.html
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