森羅万丈

はてなダイアリー(~2017)から引っ越し、心機一転リスタートです。

松本山雅FCの戦術と戦力はJ1でも通用するのか

スポーツナビ+のアクセスランキングで、トップが松本山雅FCの記事。
タイトルに「糞戦術」なんて書いてあるので、どんな過激な内容かと思いきや、
当のブログはもとより、引用元のサッカーコラムでも、そんな記述は無く、
そもそも「松本のパス成功率は低い」という客観的な事実を述べているだけで
だから駄目とか、J1では通用しないとか、そんな批判めいたことも書いてません。
結論としては、刺激的な見出しに、まんまと釣られてしまった格好です。

自分は松本山雅FCの試合を生観戦したことは無いので、
CS放送で稀に見る程度の情報源による、薄い考察になってしまいますが、
松本のパス成功率が低いというのは、戦術の影響が強いと感じています。
強引極まりないのを承知で例えると「ラグビーのようなサッカー」。
つまり、危ないと思ったら強く蹴り出して、ゴールキックスローインに持ち込む。
パスを繋くという行為の優先順位が低い以上、成功率は下がって当然です。

このようにリスクオフを徹底することで、失点は抑えられる一方、
得点を取るために、ラストパスやセットプレイの精度を高めてきたのですが、
こう着状態から、不意打ち気味に決定機を演出するのも、ラグビーを彷彿とさせます。
華麗にパスを繋ぐのとも、ロングボールで力勝負に持ち込むのとも違うので、
新鮮と感じるか、違和感を覚えるかは人次第ですが、自分の印象は前者寄りです。
甲府がJ1昇格初年度に残留したように、松本もJ1勢に一泡吹かせる気がしています。