森羅万丈

はてなダイアリー(~2017)から引っ越し、心機一転リスタートです。

絶好調の中井大介がスタメン起用されない理由

大田泰示の陰に隠れがちですが、高卒7年目の中井大介が非常に元気です。
ドラフト1位の高卒ルーキー・岡本和真とは、重ねた年季が違うとばかりに
キャンプ中の実戦では毎試合のように快音を響かせ、アピールに成功。
三塁手である村田修一の壁さえ、今にも越えようかという勢いです。

しかし、キャンプ打ち上げ後、初のオープン戦となった2月28日の試合では
キャンプ中は絶不調だった村田が三塁スタメンの一方、中井はベンチスタート。
結局、守備で負傷した(試合後に骨折が判明)堂上剛裕と交代で一塁起用され、
快音を響かせただけに、スタメン起用されないのが勿体無いという声も聞かれます。

ですが、まさしく堂上が体現したように、中井にも「怪我のリスク」があります。
2013年8月、ダイビングキャッチで膝を強打し、靭帯損傷で長期離脱したように、
守備に自信のあるタイプではなく、かといって平然とサボるタイプでもありません。
首脳陣としても、起用法については今のところ、手探り状態という気がしています。

人工芝の東京ドームで年間試合の半分を戦う、巨人というチームに所属する以上、
巧拙だけでなく、怪我しないことも含めて、総合的な「守備能力」を身に付けないと
シーズンインしても内野手として安定的に起用されることは難しいと思いますが、
大田と同様、中井もまずは、年間を通して一軍で働くことを目標にしてほしいです。