有馬記念の「4番人気」は要注意
有馬記念はジェンティルドンナが優勝、過去最高に並ぶ「G1・7勝」を見事に達成。
昔話ですが、オグリキャップやトウカイテイオーも、当日は4番人気だったそうで。
近年は右回りで良績が無く、3連覇を狙ったジャパンカップでも負けて、
調教の動きも悪く、何から何まで「買いたくない要素」の目白押しでしたが
先の2頭も、常識で考えたら「どう頑張っても勝てる要素が無い」という馬達でした。
エピファネイアの発汗が酷かったとか、ゴールドシップが控え過ぎたとか、
枠番指名ドラフトで1番クジとか、誕生日が同じ長嶋茂雄氏が観戦してたとか、
他馬への突っ込みどころやサイン馬券派が喜ぶネタも山ほどあったのは事実ですが、
どれだけお膳立てされても、当のジェンティルドンナが走らなければ始まりません。
そう思うと、戦前は不安要素とされていた「中山初出走」というのが
実はジェンティルドンナにはプラスに働いたのかもしれません。
輸送で落ち着きが無かったのも、パドックでイレ込んでるように見えたのも
新鮮な環境で、消えかけていた闘志に火が付いたのかな、と。
朝日杯が「クラシックに直結しない」という理由で阪神に移されるなど
独特な馬場が実力勝負には相応しくないとも言われる中山ですが、
一年の締めくくりとなる有馬記念が、そんな中山で開催されるというのは、
幅広い層のファンを掴むという観点に立てば、決して悪くないと思います。
玄人目線では「過去の馬」扱いされていても、まさかの激走が炸裂する年末の大舞台。オグリキャップ、トウカイテイオー、そして今年はジェンティルドンナ・・・ まさに「歴史は繰り返す」。
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— タクヤ (@MorinoTakuya) 2014, 12月 28日