森羅万丈

はてなダイアリー(~2017)から引っ越し、心機一転リスタートです。

ばんえい競馬個人協賛レース「脇山珠美ちゃんかわいい!杯」を振り返る

2017年5月7日にばんえい競馬帯広第7競走で、個人協賛レース「脇山珠美ちゃんかわいい!杯」が開催されました。

このレースの存在を知ったのは、開催前日のTwitterでした。

これまで中央競馬は見たことがあっても、ばんえい競馬は完全な素人である自分。

しかし、せっかく脇山珠美の名が冠されたレース、ただ眺めるだけでは失礼になると、例によって付け焼刃ではありますが予習をして臨みましたので、その顛末をご報告したいと思います。



1.ばんえい競馬は「馬場の水分量」がパーセント単位で発表される



中央競馬を見たことのある方は「良」「稍重」「重」「不良」という区分についてご存じの方も多いと思います。

これは馬場状態を大まかに区分したもので、たとえば「良」であっても、文字通りにパンパンの状態もあれば「稍重」一歩手前の状態もあります。

その点、パーセント単位で水分量を発表してくれるばんえい競馬は、とても親切だと思いました。



ちなみに「脇山珠美ちゃんかわいい!杯」が開催された5月7日の夜間は、水分量0.5パーセントでした。

中央競馬でも砂が程々に湿っていると足抜きが良くなり、タイムが伸びる傾向がありますが、この日はそれとは真逆の、非常にパサパサで力のいる馬場状態だったことになります。



2.インターネット上の情報では脚質が分かりにくい



先程とは逆に、中央競馬に慣れてしまうと不親切だなと思ってしまう部分(主催者に非は無いのですが)。

私の検索能力が不足していたのかもしれませんが、脚質(具体的には、第1障害・第2障害の通過順位及びタイム)を掲載しているサイトは見つかりませんでした。



また、電子書籍版の専門誌も発行されていましたが、PDFが専門の形式らしく、閲覧が難しそうだったので購入を断念しました。

ばんえい競馬は1万円で今回のように個人協賛できるらしいので、1,000円で10倍を当てれば… とも思いましたが、世の中そんなに甘い話はないですね。



3.実際のレースは、究極にして至高の「サイン」で決着



競馬界では「当たり馬券のサインが事前に出ている」という噂がまことしやかに語られていますが、今回は346プロにちなんで「3-4-6」で決着するのではないかというコメントが多発していました。

実際、3番の「ミノルシャープ」が圧倒的な人気だったことも、拍車をかけていたような気がします。

結果はというと、1着は大方の予想通り3番でしたが、2着は6番の「キタノストロング」でした。

ぜひレースの映像を見て頂きたいのですが、中央競馬でもなかなかお目に掛かれないような最後方からの追い込みは圧巻でした。(33:40辺りからです)

容姿が幼かったり身体能力が低かったりで、第一印象はお世辞にもよろしくないけど最後はしっかり結果を出す、強くて可憐な女性になりたい脇山珠美の冠レースに相応しい馬だと、個人的にはMVPを差し上げたいです。


更に、3着には5番の「マツノダイジン」が入ったことで、サインは「346プロ」ではなく「脇山珠美ちゃん365日かわいい」だったことが判明しました。

もう十勝には足を向けて寝られません(真顔)



ちなみに、直後の第8競走が「Monacoin記念」という名前でしたが、暗号通貨Monacoinの著名人が有力な珠美Pでもあるそうで…



いっそ、5レース協賛して「首藤葵○○杯」「丹羽仁美△△杯」「浜口あやめ□□杯」「脇山珠美~~杯」、最後に「センゴク☆華☆ランブ記念」とか出来たら最高ですね。

(さすがに個人協賛ではなく、TwiPla等で賛同者を募る形になると思いますが…)



現場からは以上です!