森羅万丈

はてなダイアリー(~2017)から引っ越し、心機一転リスタートです。

脇山珠美の可能性を証明する、剣道家「宮崎正裕」の逸話。

「お迎えに感謝」と君が言ったから 7月10日は珠美記念日。



アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』にて
遂に、ようやく、気が遠くなるくらいに待ち焦がれた、脇山珠美SSRです。

以前にも申しましたが、Pになったのが昨年11月の『Flip Flop』イベントですので
リアルに「2年間も待たせやがって…」だった古参Pの方々には敵いませんが、
それでも、この画像を見た瞬間は、自分なりに感極まるものがありました。



で、SSRともなれば注目度は跳ね上がるものでして、他Pの方々からも
脇山珠美について言及される機会が、この数日、本当に増えております。

それが賛否両論、入り混じること自体は当然なのですが、
一つだけ、声を大にして、反論させていただきたい事があります。

「初段の昇段審査で落ちる程度の素質なら、努力するだけ無駄では?」

脇山珠美の、剣士としての前途について、このような意見を時々見かけます。
99%正しいのは認めます。ただし、100%という数字は断固否定します。



実際に「大きな声を出して素振りをすれば初段は取れる」とか、
あるいは「実技は全然駄目だったのに初段を取れた」とか、
ネットで調べればそういった類の話は幾らでも見つかりますし、
同様の経験を実際にしたという剣道経験者の方もいらっしゃるでしょう。

ですが、その一方で、こんな逸話もあります。

小学校1年生から剣道を始め、初段の昇段審査が可能となる13歳(剣道歴7年目)で
4度連続で昇段審査に落第したにも関わらず、その後に著しい成長を遂げ、
歴代最多となる6度の全日本剣道選手権大会優勝という偉業を達成した、
漫画のようなストーリーを現実化した「宮崎正裕」という剣道家が存在するのです。



自分は決して、「初段の昇段審査は簡単に合格する」という風聞を
真っ向から否定しようという意図はありません。
先に述べた通り、99%は正しいものと捉えています。
では、1%の誤差は、何をもって生じるのか。

本当のところは御本人に尋ねなければ分からないのは当然ですが、
おそらく、「初段の昇段審査で4度も落ちた」という屈辱感や無力感を
己を鍛える糧に替えて、想像を絶する努力を積み重ねられたのでしょう。

繰り返しますが、現実に起きた出来事です。漫画のストーリーではありません。
そもそも、漫画にしても編集レベルで却下されるような現実があるというのは
最近で言えば、藤井聡太四段を始めとする将棋棋士の方々が実証済みですし、
その気になって探せば、各界にも同様なエピソードはある事と思います。



脇山珠美が、100%、剣士として大成する等とは言いません。
その代わり、100%、大成できないという声には、全力をもって徹底的に抗います。

この世に「絶対」があるとすれば、それは「『絶対』は無い」という事だけです。



ご精読、ありがとうございました。