森羅万丈

はてなダイアリー(~2017)から引っ越し、心機一転リスタートです。

「森野拓也の焼き芋生」回顧及び感想 #焼き芋生

昨日(2017/11/11,sat)、アイドルの「名前」と「要素」で放送主がスピーチ内容を作成のうえ生放送内で読み上げる、「森野拓也の焼き芋生」を開催しました。
 要項については前回の記事をご参照ください。



 生放送にはトラブルがつきものと申しますが、この度はニコニコ側ではなく当方の… 具体的には、放送時間直前にメインPCが自宅のWi-Fiを掴まなくなってしまい、急遽、サブPCで放送環境を構築し直すというドタバタぶりでした。(今日になって状況は多少改善されたのですが、まだ時々ブツブツします。年代物PCなので無線の経年劣化かもしれません…)
 しかも「予約をしていると、枠確保だけではなく自動的に開始されてしまう」というニコ生の仕様を把握していなかったため、冒頭の約30分は無音状態で、実質的には23:00~24:00の1時間放送となります。
 お騒がせしてしまい、また、リアルタイムでご来場いただいた方には事情の分からないまま長時間お待たせしてしてしまい、大変、申し訳ありませんでした。

 ところで、ここまで書いて、ニコ生を実際に配信した経験のある方は「サブPCで放送環境を構築し直すって、そんな簡単に出来るの?」と思われるかもしれません。
 私自身、簡単には出来ないと思いますし、今回のケースでは、所有している放送機材がたまたまトラブル対応に適していた、という状況でした。



 ティアックTASCAM)とドワンゴが共同開発したオーディオインターフェースです。
 詳細については、VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki さんが記事内で詳しく紹介されています。https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/523.html

 自分は機材には疎いので、ある意味ニコニコ純正品のような物であれば間違いないだろう程度の認識で選んだわけですが、この機材自体はPCのUSB端子に接続し、更に機材のマイク端子にマイクを接続するという設計になっています。
 つまり、PCのマイク出力性能に依存せず、基本的にはどのようなPCでも一定の音質で生放送を行うことが出来ます。

 自分のサブPCは、そもそもマイク端子自体が無く、この機材が無ければスマホかんたん配信に頼らざるを得なかったので、本当に助かりました。
 


 実物写真です。「niconico」の表記がある点に純正の雰囲気が醸し出されてますね。
 サイズもスマホ2台横並び分と非常にコンパクトで、場所を取りません。
 実際は、これにUSBケーブルとマイクとイヤホンを繋いで使用する構造です。

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 …前置きというか裏事情の説明が長くなりましたが、ようやく本題です。
 
 プロデューサーとしても放送配信者としても新参者の、しかも前例のまるで無いようなチャレンジ企画でしたが、ありがたくも、3通の投稿をいただきました。
 あらためて、投稿順・放送順に紹介と、感想を述べさせていただきます。

【投稿1】
 P名   :「ぶー太郎」さん
 アイドル名: 高峯のあ
 要素   :『さよならアンドロメダ

 10月16日にネルソンPさんのコミュニティで告知生放送を配信させていただいた翌日に投稿していただき、企画のお蔵入りが早々に回避されたこと、そして何より、早い時期の投稿で内容を練る時間が十分確保できた事に、とても感謝しております。
 と言うのも、もしこれが締切直前の投稿であった場合、間違いなく頭を抱えることになったからです。

 放送中に「漠然としたテーマ」というコメントがありましたが、私個人としては漠然としている方がむしろ嬉々として風呂敷を広げるタイプなので、まったく苦にしません。
 頭を抱えかねなかった理由は、先日モバマスでリメイクされた「鋼鉄公演」の「理の守護者ノア」が、どうしても頭をよぎってしまうからでした。
 それだけ強烈なインパクトがあったからですが、あれはあくまでも公演上の役柄なので、一線を引かなければ… と思いつつ、もし締切直前だったら、そちらの方向性へ安易に傾いてしまいかねなかったと思います。

 最も強調したかったのは「高峯のあは人外でも、人間離れした存在でもなく、『人間』そのものである」という点です。
 前半の、さよならアンドロメダ解釈パートでは、天国の使者という表現を用いましたが、この曲を高峯のあに当てはめると「人間として」「生きる」ことを望んだ歌である、という読み方をしました。
 その上で、デレステのコミュ1で、元の事務所で持て余されている状況を認識しながら自分を一切曲げない姿勢を見せていたのは、一見すると機械的なようで、実は「自分の意思を何より尊重する」という点において、とても「人間らしい」と感じました。

 もちろん、適応能力が人間の特性である事実を否定はしませんが、それが行き過ぎて、周りの言うなりで動く状況が続いてしまうと、それは人間よりむしろ命令優先のロボットに近くなってしまうのではないかというのは、スピーチ中にも話した通りです。

 これからも、高峯のあは「人間」以外の何物でもないという大前提の上で、彼女の生き様を見ていきたいと思います。


【投稿2】
 P名   :「ネルソンP」さん
 アイドル名: 江上椿
 要素   :『人との繋がりを大切にする所』

 告知生放送のお膳立てのみならず、投稿までいただき、ネルソンPさんには本当に頭が上がりません… が、実際にスピーチを作るとなるとまた別の話で、ぶー太郎さんとはまた別の意味で頭を抱えることになりました。
 ぶっちゃけ、椿さん、情報量が少なすぎます。もっと言えば、偏ってます。

 お前のアンテナが低いんじゃ! と御叱りを受けてしまうかもしれませんが、カードの種類の絶対数が云々というより、お仕事のバリエーションが無難な、似通ったものばかりに見えてしまって、自分が「おっ!?」と目を引くものを見つけることが出来なかったというのが正直なところです。
 自分の心が動かなかった内容を使って、聞く人の心を動かす事など到底できない… というわけで、開き直って、一番の武器であると自認している「創作ストーリー」仕立てで全編通すことになりました。

 それと、「椿さん=カメラ」のイメージが先行し過ぎて、ある意味「のあ=人外」と同じように、アイドルの個性付けを通り越して、本質に向かうべき視線を遮断する障壁になってしまっているのではないかとも感じました。
 その上で、のあスピーチでは「人外要素の否定」から入ったのですが、椿さんに関しては逆に「カメラは彼女の長所を端的に示すアイコン」というアプローチを試みた次第です。

 写真を撮ることは、椿さんにとっては趣味を通り越して、特技の域だと思います。(デレステのコミュではかなり謙遜した表現でしたが)
 一瞬のシャッターチャンスを逃さないセンスの持ち主という事は、周りが良く見える、洞察力に長けているという事に他なりません。
 おとなしく優しいイメージに相反するかもしれませんが、思い切ってリーダーのポジションを任せれば、一皮むけた(というか、隠れていた真価が発揮された)椿さんの姿を見ることが出来るのでは、と期待しています。
 スピーチ中にも話しましたが「総監督・江上椿」をぜひ、見てみたいです。
 

【投稿3】
 P名   :「細長い箱」さん
 アイドル名: 氏家むつみ
 要素   :『本や映画が好き』『物語が好き

 11月4日の締切を見守る生放送中に投稿していただきました。
 2通だと、企画としては成立こそしても少し寂しいかなという印象は拭えなかったところですが、3通という事で一気にバランスが取れたと思います。ありがとうございました。

 とはいえ、締切内であれば全ての投稿を平等に扱うべきと思いつつも、正直なところやはり先発有利というか、後発分は先発に引きずられる部分が発生してしまったのは否めず…
 のあスピーチ作成中に何度も聞いた「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS MASTER SEASONS AUTUMN!」収録曲である「空想探査計画」の歌詞に、あまりにも、むつ味あふれる一節があったので、この路線で行こうと腹を決めました。
 それともう一つ、これは椿さんスピーチに通じるのですが、全体の構成(曲の解釈からアイドル個人のプレゼンに移る)自体はのあスピーチを踏襲しつつ、対照的な「明るさ」を前面に押し出したスピーチにしよう、と考えながら作りました。

 本や映画が好き、物語が好き、というむつみちゃんですが、なぜ好きなのか。
 おそらく、本や映画、物語全般が好きなのではなく、悲劇物は好まず、お約束的なハッピーエンド、大団円で終わるストーリーを好むのではないかと思っています。
 デレステのコミュ2で、ダンスレッスンに不必要な大荷物を持ち込んでしょんぼりする一幕がありましたが、冒険物のお約束の一つに、予期せぬ危機的状況に直面した際「こんな事もあろうかと!」と、どこに隠し持っていたんだ的なアイテムで切り抜ける要素があります。
 また、最初は宝探しを争うライバル、というかむしろ敵同士だった相手と、終盤に訪れる絶体絶命のピンチで共同戦線を張る展開もまた、お約束の一つです。

 デレマス全般に関して、アイドルの物語でありつつ、また他のアイマス作品と比較して「優しすぎる世界」「競争原理が足りない世界」という評価を時々されます。
 それはあくまでも作り手が表に示さないだけで(総選挙に関してはかなりシビアかつメタに競争原理が働きますが…)当のアイドル達は競争の厳しさを承知しているでしょうし、むつみちゃんも例外では無いでしょう。
 それでも敢えて、事あるごとに「冒険」という言葉を用いて、むつみちゃん自身を、そして仲間を鼓舞するという、ファンタジーな甘さを全力で押し通していく「強さ」は、間違いなく魅力として光る要素です。

 余談ですが、ちょうどテレビ地上波の同じ時間帯に、冒険映画の名作「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」が放送されており、それについて言及しようと思っていたのですが、冒頭に発生したトラブル対応のドタバタに巻き込まれて頭から飛びました…。
 むつみちゃん、持ってます(何を?)

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 以上、回顧及び感想となります。

 最後に、これも放送中に話したのですが、同じ企画に集まったのも何かの縁ですし、この三人のアイドルを組ませて、面白いことが出来たらと思っています。
 もちろん自分一人で出来る事には限りがあるので、放送を視聴された皆様、また、このブロマガをご覧になられた皆様で、そのような試みをしていただけたら、企画主として光栄の極みですので、ぜひ、ご一考いただければ幸いです。
 ちなみに私は、スピーチ作成中、この三人でユニットを組んだ「流れ星キセキ」のMVをよく流しておりました。

 ご精読、誠にありがとうございました。

グリーへの措置命令がミリオンライブ終了の引き金となったのか

アイドルマスター ミリオンライブ!」更新終了が意味するもの
 “深く濃い”シリーズの異端児は何を遺したか

http://b.hatena.ne.jp/entry/nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1711/05/news025.html

記事内で触れられている「GREEに対して行われた消費者庁からの措置命令」ですが、
7月19日付のITmedia記事で詳しく触れられています。

リアルライブのゲーム内抽選は、モバゲー産のシンデレラガールズでも行われており
モバゲーならセーフだけどグリーだからアウト、というのが事実であれば
ミリオンライブというコンテンツがあまりにも不憫ですし、
それこそモバゲーなり、他のプラットフォームに移すなりして
夢の続きを見せてほしいと、思わずにはいられません…。
 

「森野拓也の焼き芋生」開催のお知らせ #焼き芋生

(10/16 23:50 追記)

 大変ありがたいことに、当企画の告知委託生放送を、「ネルソンのお部屋(co3607299)様のご厚意でお引き受けいただけました。
 放送中の質疑応答により、当記事の記載内容も加筆・修正しております(主に注意事項の追記など)ので、再度、お目通しをいただければ幸いです。





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 去る10月13日、「第8回 俺達の少女A」が開催され、不肖、私の投稿作品も第1部の4番手で紹介されました。







 で、その回顧も済まないうちから個人企画生の告知とは一体どういう了見なんだと言われそうですが… 

 実際に何が起きたのかはタイムシフト視聴していただければ分かるのですが、端的に申し上げれば 酷評の嵐…もとい 大真面目に作った筈が客観的に見ればネタまみれで、いわゆるサンライズ枠に入る結果となってしまいました(練習生に間に合わなかったんです…)。

 そして思いました。
 真面目にやっていても、ふざけてると思われてしまうのは、自分の弱み。
 しかし、その弱みを矯正するのではなく、強みに変えることも出来るのではないか…

 つまり、この企画生こそ少女Aの回顧と申し上げても過言ではありません!





 というわけで「森野拓也の焼き芋生」要項です。

 メール〆切:11/4(土)
 メールアドレス:morino_takuya-niconico●yahoo.co.jp
         (※●は@に変換してください)
         (※後日、内容確認と受信報告のメールを返信します)
 メール記載事項:
     1.タイトル欄に「焼き芋生」
     2.P名(※難読の場合はふりがなもお願いします)
     3.画像(※任意。サイズは1280×720でお願いします)
     4.放送で読み上げる投稿者コメント(※任意)
     5.アイドル名
     6.アイドルの魅力的な「要素」
 投稿制限事項
     1.アイドルはシンデレラガールズ限定
     2.投稿は1人につき1アイドルのみ
(※「要素」を複数書くのはOK)
     


 最後が敢えて「要素」というのが、この企画の肝になります。

 というのは、ご自身でプレゼン内容を作り、かつ読み上げて音源を作れる方なら、少女Aに参加しているでしょう。
 また、そこまではハードルが高いけれどプレゼン内容は作れるという方なら、他にも相応しい企画生は沢山ありますし、そもそも既にダイマ活動に励まれている方も多いでしょう。

 ですが、「音源なんて作れないし、プレゼン内容としてまとめるのも難しい! でも、この子にはこんな良いところがあるから、誰か何とかして!という、いわば「魂の叫び」をお持ちの方も、決して少なくないのではないでしょうか?
 それを私宛てに送っていただき、私が原稿化して、プレゼン形式で読み上げる、という放送になります。


 ところで、なんで「焼き芋生」なのか?

 その答えは、昨年開催された『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下「デレステ」)』のイベント「Flip Flop」にあります。
 コミュ4で、蒸し焼きという焼き芋のセオリーを一刀両断し、芋を枝に串刺して直火焼きするという斬新すぎる技を披露した女子高生がいたんですよ!



やっちまったなぁ!!



 最初は「闇鍋生」と名付けようかと思いましたが、あれは持ち込む素材に問題があるから成立するもので、この企画は手掛ける側にこそ課題ありということで、今回のネーミングに至りました。

 とはいえ、送る方はともかく、見る側にとってはまさしく闇鍋感覚でしょう。
 似ても焼いても食えないような代物が出来上がってしまうのか?
 それとも、食べてみたら案外美味しいものに仕上がるのか?

 当日にならなければ私にも分かりません。あくまでも私はすべて真面目に作ります。


 なお、放送日は11/11(土)の予定ですが、他の企画と被ったり、個人的な急用が入ったり、想定外の投稿数で私が悶絶する等、諸事情で変更・順延の可能性があります。
 場所は自コミュ「Seeking The Pe@rl(co3606048)の予定です。



 何か質問等がございましたら上記のアドレスか、私のツイッター(@MorinoTakuya)まで、お気軽にお問合せください。
 また、投稿がありましたら、1日1回を目途にツイッターアカウントで件数報告をさせていただきます。

 それでは、よろしくお願いいたします!


ジャイアンツを去る村田修一に幸あれ

正直、「FA移籍は有り得るかも」程度の考えだったので、本当に驚きました。

鹿取GMによれば「FAでは補償が発生する。自由契約の方が選択肢が広がる。
これだけの貢献をしてくれた選手に、せめてもの誠意」とのこと。
幸か不幸か、チームはBクラスでクライマックスシリーズ不参加のため
今の時期から移籍先を堂々と探せるのを含めて、誠意といえば誠意でしょう。

おそらく当てにしているであろうマギーは本当に残留するのか、
内野手復帰する岡本は今度こそ一皮剥けるのか、気掛かりは尽きませんが、
何より、功労者である村田が新天地で活躍することを願うばかりです。
巨人戦で「恩返し」してもらっても一向に構いません、むしろ本望。

とはいっても、横浜と巨人以外のユニフォーム姿、まだ想像できません…
 

「珠ちゃんイベントおめでとう生放送」開催のお知らせ #珠おめ生

本日(9月27日)、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下「デレステ」)』のイベント「LIVE Parade(ライブパレード)」に、「あやたま」の愛称で知られる、浜口あやめ脇山珠美のコンビ出演が予告されました!





 というわけで、つい先週に「誕生日おめでとう生放送」を開催したばかりで、しかも今回は当日発案の突発企画ですが生放送を「今夜」やります!
 ハッシュタグは引き続き「#珠おめ生」で、私の個人コミュニティにて放送します。

 

 放送時間も前回と同様、23時過ぎからとなります。
 また、Twitter「#珠おめ生」ハッシュタグを添えて投稿されたお祝いメッセージがありましたら、番組内で紹介させていただきたいと思います。
 その一方、ひとつの話題に拘ると間が持たなくなってしまうのも前回に経験したので、今回は別の話題も用意していきます。

 放送までに、何かご不明な点がありましたら、Twitterアカウント【@MorinoTakuya】宛てに、お気軽にお問合せください。
 それでは、よろしくお願いします!

「珠ちゃん誕生日おめでとう生放送」開催のお知らせ #珠おめ生

10日後の9月20日は、脇山珠美の誕生日。

 ということで、他アイドル担当界隈でも行われている誕生日企画のニコニコ生放送をやってみよう! と、例によって軽率に思い立った次第であります。
 題して「珠ちゃん誕生日おめでとう生放送」そのまんまですね。
 Twitterハッシュタグ「#珠おめ生」で、私の個人コミュニティにて放送します。

 

 放送日時は、9月20日(水曜)23時過ぎから、1時間程度の予定です。
 日付を跨いだりもしながら、ゆるーく色々な話をしたいと思ってます。
 あと、試験的なプレ放送を、今週末あたりに行うつもりです。

 また、脇山珠美宛てのお祝いメールも募集します。というか一杯ください!
 お誕生日おめでとうの定番メッセージや、一年間がんばった労いの言葉、あるいは誕生日というのは抜きにしてとにかく珠ちゃんをいい子いい子ナデナデ可愛い可愛いしたい… とにかく何でもOKです。

 メール〆切:放送開始まで
 メール宛先:morino_takuya-niconico●yahoo.co.jp
       (※●は@に変換してください)
       (※後日、内容確認と受信報告のメールを返信します)
 メール記載事項
     1:タイトル欄に「珠おめ生」
     2:お名前(※匿名可。難読な方は読み仮名もお願いします)
     3:メッセージのブロマガ転載について許可/不許可のいずれか
     4:本文(※字数制限は原則設けません)

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《2017/09/13 追記》
 メールの代わりに、Twitter「#珠おめ生」ハッシュタグを沿えて投稿された
 お祝いメッセージにつきましても、番組内で紹介させていただきます。
 なお、お名前の紹介やブロマガ転載はメールのみとなりますので、御了承ください。
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 ご不明な点は、Twitter【@MorinoTakuya】宛てに、お気軽にお問合せください。
 それでは、よろしくお願いします!

脇山珠美の「剣道歴」と「上京」に関する考察。

※当記事は、あくまでも個人の見解・考察であり、
 脇山珠美Pの共通認識を述べたものではありません。
 あらかじめ、ご了承ください。



 脇山珠美に関する謎として「剣道歴」と「上京」の二つがあります。
 と言うのも、脇山珠美は「剣道部で補欠」「初段が取れていない」という事実が示されているのですが、早くから剣道を始めたにも関わらず高校一年生の時点でその状況なのか、それとも高校デビューで曲がりなりにも補欠の立場なのか、後者ならむしろ良いセンスを持っている事になり、まったく捉え方が変わってきます。

 そこで、限られた情報の中から「剣道歴」と「上京」に関して考察し、脇山珠美の「剣士」としての立ち位置を固めよう、という試みをしたいと思った次第です。


1.現実の九州地方(佐賀県含む)は、剣道の強豪地域である。



 架空の物語であるデレマスに対し、現実の要素を絡めて考察するのはナンセンスと思われるかもしれません。その場合はブラウザバックをお勧めします。
 その上で、大学レベルになると話は変わりますが(剣道界の内情には詳しくないですが、陸上の名門大学が箱根駅伝絡みで関東圏に集中するのと、似たようなものではないかと推察します)、少なくとも中学・高校レベルにおいて、九州地方は剣道の強豪地域です。
 これは脇山珠美の出身地である佐賀県も例外ではなく、実際に、2016年に開催された第46回全国中学校剣道大会において、佐賀県代表の佐賀市立大和中学校は女子団体部門で準優勝しています(http://www.kendo.or.jp/competition/chugaku/46th/result/#jd)。
 したがって、彼女が「高いレベルの学生剣道を求めて上京した」という筋書きは成り立たなくなります。


2.では、脇山珠美は、いつ、剣道を始めたのか?



 自分の知る限り、この点について明示された史料はありません。
 一方、始めた時期を示唆する内容として、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下「デレステ」)』の一般R特訓後コミュにて、次のような一連の発言があります。









 彼女は「幼い頃」「たまたまつけたドラマ」に映っていた「強い女剣士」に憧れた旨を述べていますので、最近になって剣道を始めたというのは考えにくいです。
 また、前項で述べたように出身地が剣道の名門地域であり、剣道を始めたくても経験する機会が無かったというのも無理があります。
 したがって、おそらく小学生、遅くとも中学生の時点では、地元の剣道スポーツ少年団なり剣道部に所属し、剣道を始めていたものと思われます。


3.脇山珠美は、いつ、なぜ、上京したのか?



 このことに関しては、剣道を始めた時期とは逆に、つい最近であるのを示唆する内容が『デレステ脇山珠美コミュ1において述べられています。





 彼女の「都会は違いますね」や「田舎者と馬鹿にしないでください」といった言葉は、都会暮らしが長ければまず出てこないでしょうし、高校入学と同時に上京した可能性がきわめて高いです。
 また、プロダクションに所属してからは寮暮らしをしている事から、親元を離れて単身上京した可能性も高いと考えられます。
 他方、彼女が高校入学のタイミングで単身上京したとすれば、剣道の強豪地域である地元を敢えて離れた理由を、同時に考えなければなりません。

 おそらく、彼女は「高すぎるレベル」に対応できなかったのだと思います。
 これは強豪地域ならではのジレンマで、学校や団体の名声を保ち、優秀な子供を確保し続ける為には、知名度のある大会で結果を出し続けることが求められます。
 したがって、お世辞にも体格・体力に恵まれているわけではない彼女に合わせた丁寧な指導を受けられる状況には無かった、と考えるのが自然です。

 学生野球においても、中学生までは近畿圏で過ごした生徒が、高校生になって自分に合った環境を求めて全国に散る例は少なくありませんし、恥ずべき事でもありません。
 しかし、彼女の性格を鑑みるに、上京したといってもむしろ逆に「都落ち」のような、本来あるべき場所から「逃げた」という思いがあったのかもしれません。
 同じく『デレステ脇山珠美コミュ1において、このような場面があります。



 街中で、女性に絡む男連中を一喝し、戦いを挑もうという段階になって、ようやく彼女は竹刀を携帯していないことに気付くのです。
 先述の、一般R特訓後コミュにおいて「私の覚悟」とまで言った竹刀を、です。あらためて同じ画像を提示します。



 お気付きかもしれませんが、「珠美の覚悟」ではありません。
 基本的に彼女の一人称は「珠美」ですが、ここでは「私」と言っています。それ程までに重い言葉です。
 にも関わらず、勇敢にも単身で悪漢の前へ身を乗り出しながら、竹刀の不携帯にギリギリのタイミングまで気付かないほど、彼女の心身は不安定な状態であったと、思うのです。


4.それでも、アイドルと剣で「天下一」を目指すという、新たな決意。



 そして、プロデューサーの介入により悪漢が逃げた後、アイドルとしての勧誘を受けた彼女は「田舎者と馬鹿にしないでください」と言いつつも、渡された名刺を受け取ってその場を引き取り、後日あらためて、私服ではなく道着で、プロダクションを訪れるのです。







 全員分のコミュ1を網羅したわけではありませんが、プロデューサーの勧誘を受け、結論を出すまでに数日を要するケースは、多くは見受けられません。
 また、彼女のイメージからして、そもそも「即決しない」という事自体、意外に感じる方も少なくないのではないでしょうか。
 彼女は熟慮を重ねた上で、「夢を叶えるために」「剣の道もアイドルの道も極める」と宣言したのです。

 プロデューサーと初めて会った数日前の時点で、彼女の気力が微塵も萎えていなかったとすれば、もしかすると彼女は「即決で」アイドルの誘いを「断った」かもしれません。
 しかし、彼女は悩んだ末に、剣の道を極める上で自分に足りないもの、それを補うための方法として、アイドル活動を捉えた、それゆえの言葉であるように思えます。

 少なくとも、彼女にとって「剣の道」と「アイドルの道」は、二兎を追うという性質では無く、一心同体の関係にあります。
 そのことを、より具体的に示す要素が、SSR特訓後コミュの中にあります。



 自分自身を「アイドル剣士」と自称し、その上で「アイドルも剣も天下一を目指す」と口上を述べる共に、マイクには剣の鍔が象られており、両者が一体にして不可分の関係にあることを示すことに他なりません。

 厳しい訓練は武道特有ではなく、アイドルも過酷なレッスンを日々重ねますし、試合場とステージの重圧は等しく重いものです。
 まだ剣道の公式戦には出場できないものの、目の前の課題を一つずつ、たとえ不器用ではあっても着実に達成していくことで、彼女はアイドルとしても剣士としても、ひいては「人」としても、間違いなく、成長を続けているのです。
 そもそも、剣道のみならず、武道の本質は「心」であり、相手を倒したり技量で上回ることが全てではありませんから、剣道とアイドル活動を並行することは、矛盾するようで(困難であることは事実ですが)実は、理に叶っているのです。

 そして、その理に辿り着いたのは、彼女が決して「折れず曲がらず」ではなく、挫折を味わったからこそ見つけることの出来た道であったと、思うのです。



ご精読、ありがとうございました。